牛乳っていいの?

氷川台接骨院の待合室に置いてある本で、6年前くらいに置いて以来、良く読まれ続けてている本に「病気にならない生き方」という本があります。
この本の中で、色々な食べ物の話が出てきますが、その中で牛乳の話も出てきます。

牛乳を飲むことが骨を強くし、たんぱく質の補給にもなり健康的だと言う知識をお持ちの方は多いことと思います。

私も10代には無理をして乳製品を摂取し続けた記憶があります。

ここで1つ問題です、乳製品の消費が最も多い国はどこでしょうか、そして骨粗相鬆が最も多い国はどこでしょうか。

実は両方ともアメリカだということです。



以下は「病気にならない生き方」からの抜粋です。

いろいろな健康被害をもたらす可能性をもっている牛乳ですが、最大の誤解は、牛乳が骨粗鬆症の予防に役立つといわれていることです。これは大きな間違いです。牛乳の飲み過ぎこそ骨粗鬆症を招くのです。

牛乳のカルシウムは、小魚などの食物に含まれるものより吸収がよいと言われますが、それは少し違います。

人間の血中カルシウム濃度は一定しています。ところが牛乳を飲むと、血中カルシウム濃度は急激に上昇するのです。そのため、体は血中のカルシウム濃度をなんとか通常の状態に戻そうというコントロールが働き、血中の余剰カルシウムを腎臓から尿に排泄してしまうのです。
つまり、カルシウムをとるために飲んだ牛乳は、かえって体内のカルシウム量を減らしてしまうという皮肉な結果を招くのです。牛乳を毎日たくさん飲んでいる世界四大酪農国であるアメリカ、スウェーデン、デンマーク、フィンランドの各国で、股関節骨折と骨粗鬆症が多いのはこのためでしょう。

これに対し、日本人が昔からカルシウム源としてきた小魚や海藻類に含まれるカルシウムは、血中カルシウム濃度を高めるほど急激に吸収されることはありません。ですから、牛乳を飲む習慣のなかった時代の日本には、骨粗鬆症はなかったのです。

「ヨーグルト神話」には疑問を感じます
ヨーグルトを常食していると、腸相は悪くなっていきます。これは30万例の臨床結果から自信をもっていえます。もしあなたがヨーグルトを常食しているなら、便やガスのにおいが強くなっているはずです。これは腸内環境が悪くなってきている証拠だと思ってください。くさいのは、毒素が腸内で発生しているからです。

牛乳を飲むと血液中のカルシウムが急激に上昇します。人体は体内のバランスを保つために余剰のカルシウムを体外に排出しようとします。この際、カルシウムだけでなくその他様々な栄養素も一緒に排出され、これが「骨粗しょう症の原因」となるそうです。

この本には他にも色々な食物と腸の関係について書かれています。
待合室でお待ちの際には読んでみてください。

以前牛乳について、少し調べてみた際に牛乳のもんだいについて記載されているホームページがありました。

アメリカの保健施設では「乳幼児になるべく牛乳を飲ませないように!」
「妊婦および授乳中の母親は牛乳および乳製品をとらないように!」と指導されているという。

宮崎大学教育学部教授の島田彰夫氏は「私は、牛乳をよく飲む子と飲まない子の視力を調査したことがあるが、よく飲む子の方が視力が悪いと言う結果がはっきり出ている」としておられる。

最近、糖尿病の原因となるABBOSという蛋白質の小片が牛乳中に含まれていることが確認された。

したがって、ABBOSを含む牛乳を多飲すればするほど誤認の確率が高まり、糖尿病増加の引き金となる。これは1958年学校給食に牛乳が導入されて以来、それまで横ばい状態だった糖尿病患者が、激増の一途を辿っている事実と見事に合致する。



最近の子どもや若者は、確かに体格は大きくなった反面、明らかに体質は劣化しつつある。それは、糖尿病をはじめとした成人病の増加および低年齢化、気管支喘息・アトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎・滲出性中耳炎・アレルギー性結膜炎といったアレルギー疾患の増加をみても明らかである。

その辺の事情を、かって長寿村で長年診療に従事しておられる古守豊甫氏は1948年からの厚生行政の失態と断じておられる。占領時代にGHQ(米軍総司令部)の栄養担当官が、アメリカ側の資料をもとにして「大きいことはいいことだ」「蛋白質が足りないよ」といった考えで戦後の厚生行政をすすめた。

たしかに終戦直後の疲弊期には、動物性蛋白質を補う意識をもつことは必要であった。

その意識を、飽食時代の幕開けから現在に至るまで維持しつづけたことに、日本古来の食文化にそぐわない現代栄養学の誤りがあり、子どもたちの不幸があった。

参照元社会問題勉強

「病気にならない生き方」では
全体としては、穀物(雑穀、豆類を含む)を50%、野菜や果物を35~40%、動物食は10~15%とすること。
・全体の50%を占める穀物は、精製していないものを選ぶこと。
・動物食は、できるだけ人間より体温の低い動物である魚でとるようにすること。(体内で脂が固まりにくいためのようです)
などをすすめています。

実際には難しい方もいらっしゃるとは思いますが、楽しみながら食生活を変えて行くきっかけになればと思います。

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